2021-04-02
扉選びのポイントは?「開き戸」「引き戸」 「折れ戸」の特徴をおさらい
扉の種類はさまざま
高野木工では、来店することが難しいお客様へ
「3Dシミュレーションサービス」を行っています。
このサービスの特徴は、お部屋のなかに家具を置いたときの様子を
3Dで立体的にシミュレーションできること。
大変ご好評いただいているのですが、最近よくいただくご質問があるのです。
「床・ドアの色と家具の色を合わせたほうが良いのか？」
「開き戸・引き戸の近くは通路にしたほうが良いのか？」
「家具はできるだけ扉がない方に設置したほうがいいのか？」
など建具についてのご質問を多くいただいています。
たしかに、扉と家具選びの関係は深いもの。たくさんの疑問が湧いてきますよね。
そこで今回は、扉選びのポイント、扉の色と家具選びの関係性、
扉の近くの家具のレイアウトなどをご紹介します。
扉や家具選びのご参考になりますように。
それぞれの扉の特徴は？
扉にはそれぞれ特徴があります。その特徴をしっかりと理解しておけば、
扉選びに役立つだけでなく、暮らしやすさや模様替えのしやすさにも繋がります。
-開き戸の特徴-
開き戸は、との片側を金物で吊り開閉する扉のこと。
素材は木やアルミ、スチールなどを使われます。
前後に押し引きして開閉するため、ドアの可動域には家具を置くことができません。
-引き戸の特徴-
和室の襖など、日本では昔から取り入れられてきた扉が引き戸。
現在では、その使い勝手の良さから、洋室にも引き戸が使われるようになりました。
開き戸に比べると少ない動作で開閉できるのがメリット。
引き戸のなかで開閉しない部分の近くには、家具を置くこともできます。
出入口の扉としてだけではなく、空間を仕切る間仕切りとしても使われます。
-折れ戸の特徴-
折り戸は、「フォールディングドア」とも呼ばれ、折りたためる扉のことを言います。
クローゼットや広めの開口部の建具として使われる折り戸。
開き戸に比べて手前に引くスペースがコンパクトになるのがメリットです。
開き戸と同様に、扉の可動域には家具を置くことはできません。
扉選びのポイントは？
扉選びに迷ったら、以下のようなポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。
-開き戸選びのポイント-
開き戸には、内開きと外開きがあります。
一般的には、室内側に開くよう設置されますが、
一部トイレなど狭い空間では外開きが推奨されています。
室内の開き戸には、ガラスをはめ込むとデザインのアクセントになるだけでなく、
ドアの向こうの気配がわかり安心です。
ただし、小さなお子さんは指をはさまないよう気を付けるとともに、
指を挟まない設計となった開き戸を選ぶのも良いでしょう。
-引き戸選びのポイント-
引き戸は壁の一部を大きく占める扉。インテリアを美しく見せるためには、
壁の色と戸および戸枠の色をバランスよく選ぶことが大切です。
引き戸を閉めたときに、戸枠の色が目立たないよう
同系色でまとめるとすっきりとした印象を与えます。
-折れ戸選びのポイント-
クローゼットなどの扉として定番となっているのが折れ戸。
収納のなかに入れるウォークインクローゼットに折り戸を取り付ける場合は、
中外どちらからも開けられるように、
折り戸の両側に取っ手を設置するのがよいでしょう。
扉と家具の関係性は？
扉と家具の色を同じにしなければ…と考える方も多いのではないでしょうか。
もちろん、揃えれば統一感のあるインテリアをつくることができます。
ですが、木目を限定してしまうと家具が選びにくくなるだけでなく、
圧迫感を生んだり少し面白味のないインテリアになったりすることも。
色合いを合わせることを意識すれば、まとまりのある印象になります。
色の濃淡はあまり気にせず「近い色味」で探してみてはいかがでしょうか。
濃い色は大人のインテリアに、
明るい色は広々と見せ軽やかで爽やかなインテリアに仕上がります。
お部屋を広く見せたいのか、重厚感を演出したいのかなど、
目指すインテリアに合わせて扉を選んでみてください。
扉もインテリアの一部。こだわって選ぼう
開口部に使われる扉も、お部屋のインテリアの一部。
家具を選ぶように素材や色にもこだわれば、理想のインテリアに近づけます。
扉の種類によって使い勝手、デザインともにさまざま。
開閉方法は、家具の配置にも大きくかかわります。ぜひ参考になさってくださいね。
今回登場した商品はこちら
