2021-12-30
テーブルの『幕板』は必要? ダイニングテーブルの高さ設定について
『幕板』という言葉をご存じでしょうか?
テーブルの購入を検討したことがある人は
耳にしたことがある単語かもしれません。
全く聞いたことがないという人もいらっしゃると思います。
幕板とは、ダイニングテーブルの天板のすぐ下についている
脚と脚の間に取り付ける板のことを言います。
テーブルによってこの幕板が付いていたり
ついていないデザインのテーブルもあったり。
この「幕板」はなぜ必要なのでしょうか?
本日は、幕板付きのテーブルについて説明したいと思います。
幕板を付ける理由① 天板と脚を固定する
テーブルの天板と脚を固定する方法の1つとして「幕板」を使って固定します。
脚の間にそれぞれ幕板を付けて、脚を組みます。
幕板を付ける理由② テーブルに強度をもたせる
幕板がないテーブルなど、天板と脚を直接固定してる場合は
どうしても接着部分に負荷がかかってしまいます。
また、脚が細いデザインのものだと強度が保てなくなります。
そこで、脚と脚の間に幕板をつけることにより、強度が増します。
幕板を付ける理由③ 無垢材の反り止めに使う
高野木工のダイニングテーブルのほとんどが無垢材を使用しています。
天板裏面には、桟と呼ばれる反り止め用の木材をつけています。
その効果に加えて、幕板には無垢材ならではの「反り」を防ぐ効果があります。
幕板を天板に固定することにより反りが出にくくなります。
以上の3つが幕板が担う主な役割ですが、幕板がつくことで、
肘掛けがある椅子が入らないのではないか?
椅子に座って脚が組めないのではないか?
という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
幕板は6cmの高さがあるので、
椅子と天板までのスペースがその分狭くなります。
幕板がついたテーブルに肘置きのある椅子をご検討の場合
テーブルの下に収めることができるか?気になる点だと思います。
また、本を読んだり、リラックスする際に脚を組むこともあると思います。
幕板があると邪魔になり脚が組めないこともあります。
肘置きのある椅子を収めることはできるか?
高野木工の肘置きがついている椅子は
幕板がついているダイニングテーブルにも収めることができます。
幕板のあるプレーンダイニングテーブル 床から幕板までの高さ:61.5cm
キールアームチェア 肘置きまでの高さ:60.6cm
セレストチェア 肘置きまでの高さ:53cm
脚を組みたいけど…。大丈夫?
プレーンダイニングテーブルは、通常の高さ70cmから
最長74cmまで高さを変えることができます。※別途8,000税込み
幕板なしのテーブルのラインナップもございます。
幕板のないテーブルの強度は大丈夫??
グラムダイニングテーブルには幕板がありません。
このシリーズには、力が集中しやすい天板と脚の取付部分の強度を高めるために
金属製の反り止めを施しています。
天板の裏に金属プレートがはいる溝を掘り込み、
さらにボルトを固定するメスのネジを埋め込むことで、
無垢材に直接力がかからず十分な強度を保つことができます。
幕板があるテーブルと同じ強度を保ちつつ、
天板下に余裕のあるスペースが生まれます。
デザインはお好みに合わせて選んで
幕板付きのテーブルも、幕板なしのテーブルも、
強度的には全く問題がございません。
お好みの高さやデザインに合わせて
あなたもぜひ、暮らしに寄り添うテーブルを選んでみませんか。