2023-01-11

「室名」がない心地よい空間。「フリースペース」のメリットと7つの使い方

ライフスタイルの変化により、仕事がリモートワークになるなど1日の多くの時間を自宅で過ごす方が増えています。このご時世に合わせ、人が住まいに求めることも大きく変化しました。そのひとつとして今求められているのが、「用途が決まっていない”室名”を持たない部屋」です。

今回は、新しい住まいのカタチとして注目されている「フリースペース」のメリットや代表的な使い方のアイデアをご紹介します。
 
 

「フリースペース」があれば暮らしやすく

リモートワークやオンライン授業、おうちキャンプなど、これまでは外で行うのが当たり前であったことが、状況の変化により「自宅」に持ち込まれるようになりました。

そのため、従来型の間取りではどうしても対応しきれなくなることも…。あなたも、急遽必要になった仕事場やお子さんの学習スペースづくりに苦心されたことはありませんか。

そこで注目されているのが、室名を持たずフレキシブルに使える「フリースペース」です。多用途に使える場所をつくっておくことで、状況に合わせて空間を有効活用でき暮らしにゆとりが生まれます。そのほかにも、フリースペースには多くのメリットがあります。
 
 

「フリースペース」があるメリットは?

1.家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できる

たとえば、お子さんが生まれて部屋が必要になった時、兄弟それぞれに部屋が必要になった時、お子さんが成長して一人暮らしを始める時など、家族構成やライフスタイルが変化するとともに、部屋が必要になったり不要になったりします。

そのような変化に柔軟に対応できるのが、フリースペース。どのような用途にも使いやすいシンプルな部屋づくりをしておけば、家具や雑貨によって幾通りにも使いみちが広がります。オープンなスペースを用途に合わせて可動式の間仕切りなどでゾーニングできると、より使い勝手がよいでしょう。

 
 

2.自分の暮らしに合ったレイアウトを見つけることができる

住み始めた時にはわからなくても、時間が経つほどに「自分にとって暮らしやすいレイアウト」が見えてくるもの。フレキシブルに使える空間があれば、スペースにゆとりが生まれ家具などを移動しやすいため、家族の暮らしに合った最適なレイアウトを見つけやすくなります。

 

3.家族が程よくお互いの存在を感じることができる

リビングなど家族が集まる部屋の近くにフリースペースをつくれば、ほどよくお互いの存在を感じることができます。フリースペースをどのような用途で使ったとしても、オープンな間取りであればコミュニケーションが取りやすくなり、家族の距離がぐっと近づくことでしょう。

何となく、フリースペースのイメージが湧いたでしょうか。
それでは、ここからはもっと具体的にフリースペースの使い方を7つご紹介します。あなたの暮らしに合うアイデアがあれば、取り入れてみてはいかがでしょうか。
 
 

「フリースペース」の使い方 7つのアイデア

1.スタディスペース

子ども部屋があったとしても家族の気配を感じるリビングの近くの方が勉強がはかどる、というお子さんは多いよう。ですが、ダイニングテーブルなどで勉強をしていると、食事の時間がやってくるたびに教材を移動させなければならなかったり、そのせいで散らかってしまったりと実際は上手くいかないことも…。

そこであると便利なのが、スタディスペースです。リビングなどの一角にデスクと収納棚を置いたスペースがあると、勉強に集中しやすい環境が整います。大人の目も行き届き、コミュニケーションも取りやすいのが魅力です。
 
 

2.ワークスペース

スタディスペースと同様の理由から、ワークスペースが欲しいというご家庭も多いよう。パソコンを設置したままにしておけることや、仕事の資料を移動せずに置いたままにできること、仕事に集中しやすいことがメリットです。オンライン会議などがある場合は、デスクの背景に壁があるレイアウトにすると、生活感が抑えられより使いやすくなります。
 
 

3.キッズスペース

小さなお子さんがいるご家庭では、安心して遊ばせてあげられる場所をつくりたい…と日々部屋づくりを工夫されているのではないでしょうか。特に目が離せない幼児期のお子さんは、大人が家事や仕事をしているそばで遊んでもらいたいもの。フリースペースがあれば、仕事用デスクやおもちゃなどを収納した棚でゾーニングして、親子ともに快適な空間をつくることができます。背の高い家具は避ける、コーナー部分にクッションを取り付けるなど、安全に配慮して家具を取り入れてみてください。
 
 

4.ファミリーライブラリー

家族が持っている本を一箇所に集めた「ファミリーライブラリー」は、読書が好きなご家庭に人気のアイデア。フリースペースを上手に使えば、壁一面を本棚にしたり、ラグや座り心地のよいチェアで読書スペースをつくったりと、本好きさんにはたまらない心地よい空間づくりが叶います。


5.ファミリークローゼット

家族の衣類を一箇所に集めた「ファミリークローゼット」は、家事効率をアップさせたいご家庭におすすめのアイデアです。収納場所が一箇所に集まっていれば、各部屋に衣類収納スペースをつくる必要がなく、限られた空間を有効活用できます。また、洗濯物を取り込んで衣類をしまうまでの流れがスムーズになるので、家事の時短にも繋がりますよ。


6.趣味を楽しむスペース

家のなかに趣味に没頭できる「趣味スペース」があれば、日々の暮らしがもっと楽しくなるのではないでしょうか。たとえば、洋服や小物づくりがしやすいソーイングスペース、工具や素材などが揃ったDIYスペース、お好きなアーティストの作品を並べたディスプレイスペースなど、自由な発想でフリースペースを活用してみてください。きっと今よりもっと暮らしの風景が、そして心が豊かになることでしょう。


7.コージーコーナー

座り心地のよいチェア、温かみのある光の照明、サイドテーブルでつくる「こぢんまりとした」パーソナルな場所「コージーコーナー」。北欧の住まいには、このコージーコーナーがよく見られるのだそう。小さく居心地のよいコージーコーナーは、ゆったりとお茶をしたり読書をしたりと多用途に使える場所。お好みのグリーンなどを置いて「癒し」をテーマにインテリアを整えれば、きっと家族のお気に入りの場所になることでしょう。

 
 

用途が決まっていないからこそ「心地よい空間」が生まれる

用途が決まっていないからこそ、自由な発想が生まれ、その時々の暮らしがもっと快適に、豊かになります。室名を持たないフリースペースが小さくてもプラス1あるだけで、暮らしにゆとりが生まれることでしょう。あなたもぜひ、これからのライフスタイルに合った、フレキシブルな住まいづくりのヒントにお役立てくださいね。
 

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