2023-04-05
「無垢の家具」がもたらす豊かさとは?暮らしに合った選び方・メンテナンス方法
本当にいいモノに囲まれていると、心が満たされ幸せな気持ちになるもの。それは、高価であることや人からの評価が高いことが基準なるのではありません。
「本当にいいモノ」とは、上質な素材で丁寧につくられているというだけでなく、長く大切にしたいと思えるデザインも兼ね備えていることが条件ではないでしょうか。
インテリアのなかでは、「家具」は共に過ごす時間が長く、それだけにこだわりがある、という方も多いことでしょう。今回は、そんな暮らしをより豊かにしてくれる「無垢の家具」の選び方や、お手入れのポイントなどをご紹介します。
「無垢の家具」がある暮らしを始める、ヒントになりますように。
暮らしがより豊かに。「無垢の家具」と暮らす
温かみのある空間をつくる無垢の家具。部屋にひとつあるだけで、ほっと落ち着く…と感じる方は多いのではないでしょうか。木の持つ特性を生かした無垢の家具は、インテリアに自然のぬくもりを感じさせるだけでなく、上質感や快適性をもたらします。
自然のままの木を感じられる無垢の家具には、このような魅力があります。
・木の持つ素材感を存分に楽しめる
・経年変化で味わいを増すため、育てる楽しさがある
・無垢材ならではの木の香りを感じられる
・調湿効果で快適な住環境に導く
ほかにも、無垢材ならではの木目の美しさを楽しめたり、樹種によってさまざまな色や風合いを選べたりとたくさんの魅力があります。
ですが、無垢の家具を選ぶとき、まずは何からスタートすればよいのか、お手入れはどうすればよいのか迷うことはありませんか。そのような時には、これからご紹介するポイントをご参考にしてみてくださいね。
「暮らしに合う家具」はどう選ぶ?
無垢の家具にかぎらず、家具選びで最も大切なことは「その家具が必要かどうか見極める」こと。そのヒントになるのか、こちらのポイントです。
・日々の暮らしのなかで必要な家具か
・動線をふさがず、置く場所は確保できるか
・ライフスタイルに合っているか
・インテリアのテイストに合っているか
・実際に使用した時に便利に使えるイメージが湧くか
これらをよく検討することから始めてみてはいかがでしょうか。
たとえば、テレビボードを選ぶのなら、ソファに座って観ることが多いのか、ダイニングテーブルに座って観ることが多いのかによっても置き場所が変わるため、横幅や高さ選びに変わってきます。
また、好みのインテリアテイストに合う樹種や色合いであるかも、無垢の家具選びポイントに。ナチュラルな北欧スタイルがお好みの方は明るいベージュ系のオーク材を選ぶのがおすすめです。シックな大人のモダンスタイルがお好みなら、ダークな色合いのウォールナット材を選ぶとインテリアによく合います。
これらをふまえ、あなたの「暮らしに合う家具」を選んでみてください。
高野木工の家具は、同じ素材で揃えられるため、たとえ他のシリーズであっても統一感を生み出すことができます。またシリーズで一式揃えられるため、家具を増やしたい時にも迷いません。
じっくりと無垢の家具のよさを感じながら、ゆっくりと時間をかけて買い揃えていく楽しみがありますよ。
表面仕上げ(塗装)の違いとは?
家具は、表面仕上げ(塗装)の違いによっても、風合いやお手入れ方法が異なります。無垢の家具を選ぶ時には、表面仕上げもチェックしておくと安心です。
オイル塗装
「オイル塗装」とは、植物性のオイルを無垢材の繊維に染み込ませる塗装方法です。オイル塗装の家具は、塗膜でコーティングをしないため天然木の質感やそのままの美しさを存分に楽しむことができます。
オイル塗装の光沢はウレタン塗装に比べてマットな質感が特徴です。コーティングでは決して表現できない木本来の色艶があらわれます。
ウレタン塗装
無垢材にウレタン塗装を施すことにより、表面を塗膜でコーティングし傷に強くメンテナンスいらずの使いやすい家具になります。無垢の風合いを永く楽しめるのが魅力です。樹脂で覆っているため光沢があり、木材ならではの凹凸を感じづらくなり代わりに、つるつるとした感触になります。
セラウッド塗装(羽衣塗装)
通常のウレタン塗装にセラミックスを配合したセラウッド塗装。セラミックによるコーティングでさらに表面硬度が高くなり、傷や熱に強くなるだけでなく日焼け防止効果もあるため、木質感を持続させます。また、強度面だけではなく天然木の「質感」、「美感」を最大限に活かすことができます。
無垢材を使う時の注意点とお手入れ方法
メンテナンスさえ続けていれば、何十年でも使い続けることができる耐久性も無垢材の特徴です。無垢材の特性上、傷がつきやすいと言われていますが、その傷さえも愛着に変わるのが無垢の家具の魅力。注意点やメンテナンスの方法をおぼえておくと、無垢材の家具と長く暮らしていくことができます。
無垢の家具を使う時の注意点
家具を安全に使うためにも、必ず水平な場所に設置しましょう。
・直射日光の当たる場所への設置はお避けください。変色・ゆがみ・反り・ワレなどの原因となります。
・過度な湿気や乾燥する場所、冷暖房器具からの風が直接当たる場所への設置はお避けください。ゆがみ・反リ・ワレなどの原因となります。
・組立の場合は金具をしっかりと固定してください。また、定期的なゆるみの点検を行ってください。
無垢の家具のメンテナンス方法
オイル塗装された無垢の家具は、カラ拭きもしくは水拭き(固く絞ったふきん)でホコリや汚れを拭き取って下さい。 ただし、揮発性の溶剤等のご使用は変色やキズの原因になります。使用しないようにしましょう。
ウレタン塗装された無垢の家具は、無塗装のものに比べて比較的汚れをおとしやすく、お手入れも簡単です。
高野木工の家具のほとんどは、ウレタン塗装で仕上げています。日々のお手入れでは、柔らかい布のカラ拭きで埃や汚れを拭き取って下さい。それでも落ちない汚れがある場合は、硬く絞った雑巾で水拭きをしましょう。
水拭きでも落ちない頑固な汚れの場合は、中性洗剤を薄めたもので拭きとりましょう。拭き取った後は洗剤が残らないように、しっかりとカラ拭きするときれいになります。
どんな時も、家族のような「無垢の家具」とともに
日々暮らしていると、さまざまなことがあります。そんな暮らしのなかのさまざまなイベントや家族の成長も、そっと見守り続けてくれるのが「無垢の家具」。
無垢の家具には、家族の思い出がたしかに刻まれていきます。そんな唯一無二の宝物は、あなたの日々をより豊かに彩ってくれることでしょう。
家具は消耗品ではなく、育てながらともに暮らしていくモノ。
そのような価値観で家具選びをするのなら、「無垢の家具」はきっとあなたの心を満足させてくれることでしょう。