2018-08-17

ウレタン塗装の特性

木製の家具を仕上げる際には塗装が必要になります。

家具を仕上げるための塗装方法には様々な種類がありますが、
当店の家具は主にウレタン塗装とオイル塗装を使用しています。

そこで今回はウレタン塗装について簡単にご紹介したいと思います。

ウレタン塗料とは

そもそもウレタン塗料とは、
ウレタン系樹脂を主成分とした塗料です。

この特殊な樹脂をスプレーガンで吹き付け、
木材の表面を塗膜で覆いコーティングを施すのが、
一般的にウレタン塗装と呼ばれるものです。

簡単に言えば木材にお化粧を施すという感覚が、
理解しやすいかもしれません。

ウレタン塗装の特性

①ツルっとした滑らかな触り心地

樹脂で覆っているため光沢があり仕上げ後の触り心地は、
木材ならではの凹凸を感じる感触とは異なり、
ツルツルとした触り心地です。

色味も変わりにくいためお部屋のコーディネートには、
向いている塗装方法と言えます。

②メンテナンスが楽

ウレタン塗装はオイル塗装の家具に比べ、
日頃の取り扱いやメンテナンスが簡単です。

木材の表面を樹脂で覆うため傷や汚れに強く、
定期的なメンテナンスの必要がありません。

軽い汚れや飲みこぼしはサッとその場で拭き取れば、
シミになる心配もありません。

③反りや割れが生じ難くい

木は家具として加工されても呼吸をしています。
ウレタン塗装の場合は木の呼吸を抑制するので、
割れや反りなども生じにくくなります。

また乾燥などにも強いため耐久性に優れています。

逆にオイル塗装とは異なり、
あくまでも木材を塗膜で覆っているため、
素材本来の質感を感じることはできません。

オイル塗装は時間やメンテナンスを繰り返すうちに、
色味などが変わるという楽しみ方ができますが、
ウレタン塗装の場合はできません。

オイル塗装もウレタン塗装もどちらが良いとは、
一概にはいえない難しさはありますが。

設置する場所や使用する環境に合わせて、
お好みの塗装方法をお選び頂ければ幸いです。

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