2024-02-08
キッチン収納は「引き戸」「開き扉」どちらがよい?選ぶポイントとメリット・デメリット
キッチンに取り入れる家具を選ぶとき、扉の形状に悩むことはありませんか。キッチン収納の扉には、主に引き戸と開き扉の2つのタイプがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリット、使い勝手などについて知っておけば、家具選びの参考になるはずです。今回は、キッチン収納の扉の選び方をご紹介します。
キッチン収納の扉は、引き戸がいい？それとも開き戸？
キッチン収納を選ぶとき、扉のタイプや使われている素材に迷うことはありませんか。特に、家事効率に関わるのは「引き戸」であるか「開き戸」であるかということ。それぞれに特徴があるため、使い勝手やデザインの好みによって選ぶのが◎です。
改めて引き戸、開き戸それぞれのメリットとデメリットをおさらいしておけば、キッチン収納選びの大きな助けになることでしょう。ぜひ、あなたもチェックしてみてください。
「引き戸」のメリットとデメリット
引き戸のメリットは、下記のようなことが挙げられます。
・扉を開閉するためのスペースが不要になるため、狭いキッチンでも使いやすい
・すっきりとしたモダンなデザインが選べる
・手前に扉が飛び出してこないため、子どもや高齢者も扱いやすい
引き戸のデメリットは、下記のようなことが挙げられます。
・引き戸は片側しか開口部がないため、モノの出し入れがしづらい場合がある
・引き戸の構造は少し複雑になっているため、扉の修理が難しくなることも
・構造が複雑なタイプもあり、価格が高くなる傾向がある
引き戸は構造が少し複雑で、場合によっては使いづらさを感じてしまうこともあるかもしれません。ですが、扉の開閉にスペースを取らず、お子さんや高齢者のいるご家庭でも安全に使いやすいというメリットもあります。
「開き扉」のメリットとデメリット
開き扉のメリットは、下記のようなことが挙げられます。
・全面を開くことができるため、開口部が広くモノを出し入れしやすい
・中を見渡せるため、整理整頓しやすい
・開き扉の構造はシンプルになっているため、修理がしやすい
開き扉のデメリットは、下記のようなことが挙げられます。
・開き扉を開閉するためのスペースが必要になる
・隣に置く家具と扉が干渉する可能性がある
・製品によっては扉自体が重くなることもあり、子どもや高齢者が使いづらいことも
扉を全開にできるため、大きなアイテムを出し入れしやすい開き扉。来客用の大きな器や調理器具などをたくさんお持ちの方、キッチンの広さに余裕があるご家庭には開き扉がおすすめです。
写真は、「MILNE (ミルン)」キッチンシリーズ。見せる収納と隠す収納をどちらも使い分けられるデザイン、耐震ラッチやコンセント、熱拡散シートの使用など細やかな機能にもこだわったキッチンボードです。木の温もりを感じながら、キッチンインテリアをより楽しく彩ることができます。
スペースの有効活用できるのは？
スペースを有効活用しやすいのは、引き戸。扉の開閉にスペースを必要としないため、狭いキッチンにキッチン収納を設置したいご家庭に向いています。たとえ、扉を開けっ放しにしていてもスペースを取らないため、限られた空間でも使いやすいことでしょう。
キッチンの背面など細いスペースにキッチン収納を配置したい場合も、引き戸がおすすめです。開き扉のように、扉が前面に飛び出さないため安全に使えることでしょう。
使い勝手を比較すると？
使う人によって使い勝手の感じ方は異なりますが、一般的に食器や食材などを出し入れしやすいのは開き戸だと言われています。
引き戸の場合は、扉の構造上どうしても5cm程度収納部分に干渉してしまいます。ですが開き扉の場合は扉が全開するため開口部が広くなり、中を一気に見渡せるため使い勝手の良さを感じられることでしょう。
こちらの写真のように、キッチンの通路幅が十分なご家庭であれば開き扉タイプのキッチン収納は便利に使えます。背が低いロータイプなら、限られた空間でも圧迫感を軽減することができます。
ガラス製と木製、どちらを選ぶ？
引き戸、開き扉いずれもガラス製にするのか、木製にするのかで迷うことはありませんか。それぞれの特徴をチェックしながら、あなたに合ったタイプを選んでみてください。
キッチン収納の扉が「ガラス製」
ガラスの透明感で明るい雰囲気を演出します。また、中がよく見えるためどこに何があるのか一目瞭然です。こちらの写真のように、お気に入りの食器などをギャラリーの様に飾りながら収納したい方に向いています。よごれや指紋などが目立ちやすいため、こまめなお手入れが必要になります。
キッチン収納の扉が「木製」
木の温もりをキッチンに取り入れたい方は、木製がおすすめです。他の木製家具に調和しながら、上質感とナチュラルな雰囲気を演出できます。ただし水に弱い性質があるため、湿気の多い場所には置かないようにしましょう。
キッチン扉選びは、キッチンの広さや使い勝手を考慮して
キッチン収納は、食器や食材、調理器具などをすっきりとまとめるのに役立つ家具。好みのデザインであるだけでなく、キッチンの広さに対して使いやすいかも考慮して選びたいですね。引き戸、開き戸いずれにもメリット・デメリットがあります。
スペースを有効に使いたいのか、モノの出し入れをスムーズに行いたいのかなど、「こだわりポイント」を明確にしてから選ぶとぴったりの製品を選ぶことができるでしょう。
あなたやご家族が使いやすく、インテリアにもなじむ素敵なキッチン収納が見つかりますように。
